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令和2年7月豪雨により、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。ふるさとチョイスでは、7月4日(土)より、ふるさと納税による災害支援寄付の受付を開始いたしました。 | |
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豪雨の影響により、九州(熊本)や中部地方(長野、岐阜)など、広範囲にわたり甚大な被害が発生しています。 7月8日15時現在、30を超える自治体が「災害支援フォーム」を開設し、災害復旧・復興のための寄付金を受け付けております。 |
長野県は10日の県災害対策本部員会議で、6月末から7月上旬にかけての大雨で県が確認した土砂災害や河川被害の状況を報告した。土石流や崖崩れなどの土砂災害は10日正午までに38カ所で確認したが、人や家屋への被害はなかった。護岸が崩れるなどの河川被害は1日時点、飯田下伊那地域の23カ所で発生。2日以降の被害は川の水位が下がり次第調査するとし、被害はさらに増える可能性があるとしている。
農業関係は、大雨で千曲川が増水し、中野市、飯山市、上高井郡小布施町の河川敷内の農地が冠水。モモやリンゴ、小麦、ズッキーニなどが水に漬かって出荷できなくなった。被害額は3526万円で、被害面積は59・2ヘクタール。県中部や南部の被害状況は土砂災害の恐れがあるため把握できておらず、今後の状況を見ながら調査する。
林業関係では、上伊那、飯田下伊那地域を中心に21市町村の58カ所で山林の崩壊や土石流の被害を確認。両地域10市町村の55カ所で林道の路肩決壊やのり面崩壊などの被害があった。
県は同会議で、県企業局管理の菅平ダム(上田市菅平高原)が今後の雨に備え、水位をあらかじめ下げる事前放流を8日に始めたと説明した。県によると、今回の大雨に伴い県内で事前放流を実施したダムは計14カ所となった。
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JR飯田線は11日、運転を見合わせていた駒ケ根(駒ケ根市)―長山(愛知県豊川市)間のうち駒ケ根―天竜峡(飯田市)間の運行を始発から再開したものの、夜になって雨量が規制値に達したため七久保(上伊那郡飯島町)―長山間などで不通になった。JR東海によると、下伊那郡天龍村中井侍地区での土砂崩壊を含め複数の土砂流入や冠水を確認しているが、危険があるため作 日数がかかる見通し」。沿線の観光業に影響が出始めている。
長野、岐阜両県警高速隊によると、大雨のため岐阜県中津川市の中央道でのり面が5メートルほど崩落。11日午後8時41分から中津川―飯田山本インター間の上りが通行止めとなった。
土砂崩れの影響で11日夜から続いていた中央自動車道上り線中津川インターチェンジ(IC)―飯田山本IC間の通行止めは12日午前9時、約12時間半ぶりに解除された。岐阜県中津川市の現場付近の上り線は当面、片側2車線が1車線に規制され、最高速度は時速80キロから50キロに変更される。
土砂崩れがあったのは11日午後8時15分ごろ。中津川市中津川の中央道上り線左手ののり面が崩れ、土砂が路面に流入した。車4台が土砂に乗り上げたが、けが人はいなかった。
飯田市によると、11日午前に同市上村の林道で土砂崩落が確認され、1世帯2人が孤立状態となった。この世帯は6日に同じ場所で起きた土砂崩落でも孤立。市は土砂の撤去を進め、12日中の復旧を目指す。
木曽郡木祖村は11日午後7時42分、村内を流れる木曽川などの水位が上がっているとし、全域に避難指示を出した。木曽町も、町内の木曽川の観測点で氾濫危険水位を超え、さらに上昇傾向にあるため、午後8時44分、福島の木曽川沿いの住民に避難指示を出した。両町村は午後11時10分、避難指示をそれぞれ解除。全域を対象とした避難勧告は継続した。
木曽町は11日、町道崩落により車で出入りできなくなっている日義の砂ケ瀬地区への迂回(うかい)路として、近くの林道の整備を始めた。
(2020年7月11日、12日付 信毎WEB版から一部抜粋)
(2020年7月12日付 中日新聞長野版WEB会員限定から一部抜粋)
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