2月6日長野県立大学発信力ゼミ7組が長野県佐久市臼田で「龍岡城五稜郭周辺の町おこしアイデア」について発表がありました。同ゼミ7組の大学生グループが佐久市内の「龍岡城五稜郭」周辺の活性化アイデアなどを紹介しました。ゼミ担当は、長野県立大学グローバルマネジメント学部発信力ゼミ担当の二本松泰子准教授です。
佐久市の「龍岡城五稜郭」は、北海道函館市のものとは異なり、佐久市の「龍岡城五稜郭」には函館市のような展望タワー等がなく、この「龍岡城五稜郭」を長野県人でも知らない人がいることなどから、同大ゼミの学生グループから色々なアイデアが発表されました。その一部を紹介すると「龍岡城五稜郭」星型の饅頭を作ったらどうか、またイベントなどで屋台を星型に配置して夜間にライトが点灯されれば特徴である星型が見られるなどの地域活性化のアイデアが発表されました。これら大学生のアイデアが地域振興と活性化に役立ち、生かされていけばと思います。
「龍岡城五稜郭」は北海道函館市の名所とは異なる「もう一つの五稜郭」として長野県佐久市の「五稜郭」が注目を集めています。函館市のような展望タワーがなく、直接俯瞰できなかった状況を一変させたのは、小型無人機ドローンでの撮影です。築造から約150年の時を経て、星形城郭の全景が身近な技術で見えるようになってきています。2月5日にはNHKの城郭紹介番組で佐久市の「龍岡城五稜郭」がドローンで撮影された映像が放映されています。
「龍岡城五稜郭」は周辺を治めていた田野口藩の藩主・松平乗謨が1867年(慶応3年)に築造されたものです。西洋技術を用いた星形城郭の「五稜郭」と称されるのは函館と共通する一方、佐久市は面積が函館の4分の1程度にとどまり、戦乱の舞台にならなかったため知名度もいまひとつであることが残念です。
観光地の観点で決定的に異なるのは、函館市の「五稜郭タワー」のような展望施設が佐久市にない点ですが、ゼミ発表での大学生のアイデア等が生かされて各種の情報が発信されれば、函館市とは異なる「もう一つの五稜郭は、長野県佐久市の龍岡城五稜郭である」として、佐久市が注目されると思います。
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