東日本大震災は本当に甚大な災害でした。長野県でもこの大地震の翌日12日に長野県北部の栄村を中心とする震度6強の揺れを観測する地震が起きていることを忘れてはいけません。今日12日で10年目です。栄村では毎年、この日に行われてきた復興を願う行事は、担い手の高齢化や復興が進んだことなどから、ことしを1つの節目とし、いまの形での開催は今回が最後となり、栄村長はメッセージを発信しました。
東日本大震災が発生した翌日の平成23年3月12日、栄村では震度6強の揺れを観測し、700棟近い住宅に被害が出たほか、避難生活によるストレスなどで3人が死亡し、災害関連死と認定されました。
栄村では毎年、地震が起きた日にあわせて村民の有志が中心となって復興を願う行事を開いていて、ことしも会場には「希望」の文字が彫られた雪のモニュメントが設けられ、火がともされます。ただ、行事の担い手の高齢化や復興が進んだことなどから、いまの形での開催はことしで最後だということです。
この10年間、栄村では壊れた道路や橋などの復旧や復興住宅の整備が進められ、被害の爪痕は目立たなくなっています。一方、この10年で人口は4分の1減少し、産業の復興やその担い手の状況は集落ごとに差が生じています。
災害からの復興を村全体の発展にどうつなげていくかが課題になっています。
栄村震災復興祈念館「絆」は、「困難に耐えながら復興に取り組んできました。10年を節目に、農業や観光などが少しでもよい方向になり明るい村になればと思います。
下記は長野県北部地震による被災状況と現状です。
長野県栄村役場からの発表資料です。
長野県栄村は、平成23年3月12日午前3時59分、長野県北部を震源とする強い地震(震度6強)に見舞われ、甚大な被害を被りました。
その被災状況をご紹介します。また、あわせて被害箇所を定点撮影した最新の様子【平成24年11月30日、一部5月30日】を紹介しました。
〒389-2702
長野県下水内郡栄村北信3586-4
(JR飯山線森宮野原駅横)
TEL 0269-87-2200
FAX 0269-87-2366
開館時間 9時~17時(入館無料) 休館日/毎週月曜日
東日本大震災の翌日、2011年3月12日未明、長野県・新潟県境を震源とする、マグニチュード6.7、震度6強の地震が栄村を直撃し、激しい揺れが村を襲いました。暗闇の中で家屋は傾き、道路は寸断され、村の8割の人々が避難を強いられましたが、震災直後から多くの人々によるボランティアや義援金、物資の支援をいただき、復旧も早い段階で手がけることができました。
今後も未曾有の災害を忘れることなく、後世に伝えていくために記録を残し、防災意識をいつも持ち続けていけるよう、復旧・復興の記録の展示館を整備しました。
当施設は、村内の観光情報を発信したり、子育て世代の皆さんが交流できる子育て支援ルームや林業関係団体が利用するスペースも設けられた複合施設となっています。
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