長野県の珍味ですが、道の駅などでお土産でも目にします。
昆虫食を紹介する本があります。
長野市出身の昆虫料理研究家、内山昭一さん(70歳)の著書「楽しい昆虫料理」の新装版が今月、出版されました。世界的な人口増加と食料不足の予測を背景に近年、新しいタンパク源として昆虫食が注目されており、再版を望む声にも応えて加筆・修正。初版を発刊したのは2008年。79のレシピを紹介しています。
「イナゴの甘露煮」「ざざむし」「蜂の子」はよく聞きますが、珍しい「カイコのふきみそ田楽」「ハチの子のミネストローネ」「セミ幼虫の甘酢あんかけ」といった珍味食品が紹介されています。
和風・洋風・中華からエスニック・デザートまで、79の昆虫料理レシピを紹介。
代表的な昆虫食材を種類別に分け、調理法、入手のしかた、捕れる季節、保存法などを簡潔にまとめた「食材メモ」も掲載しています。
若虫ちらし寿司・スズメバチのキッシュ・虫パン・コオロギピザ・タガメそうめん・カマキリ豆腐など。
昆虫料理研究家・内山昭一氏が考案した和・洋・中のレシピを掲載。
クリムシようかん・アリの子のコンポートなど、スィーツのレシピも充実。
また、『ファーブル昆虫記』の翻訳者としても知られる仏文学者・奥本大三郎氏との「ムシ食い対談」のほかに「採取、購入、飼育まで、食材(虫)の集め方」「うまい虫、まずい虫ランキング」「昆虫の栄養価」などのコラムも収録。
昆虫採集や標本づくりだけでなく、新しい昆虫の楽しみ方を提案します。
内山昭一氏
1950年長野市生まれ。東京都日野市在住。
昆虫料理研究家。
NPO法人昆虫食普及ネットワーク理事長。
NPO法人食用昆虫科学研究会理事。
著書に「昆虫は美味い!」「昆虫を食べてわかったこと」など。
著者 内山昭一氏提供
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