感染力の強い変異株の広がりで全国で新型コロナウイルス感染者が急増する中、今年もお盆の時期が近づいてきました。
新型コロナの感染が拡大する中で迎える今年のお盆休み。帰省を自粛する人や遠出を控える人も多くなると思います。信州の夏は今年も昨年と同様になりそうです。
長野県内の各地域のお盆の様子を少し紹介します。神道の方には失礼します。
信州のお盆ですが、お盆の行事は長野県内でも各地域でそれぞれ違いがあります。お盆は、仏さまが年に一度里帰りされるとして、正月とならんでもっとも大切な行事だと言われてきました。8月13日には、門口でかんば(白樺の皮)などを燃やして迎え火を、16日の送り盆にも同じく送り火をたきます。
箕輪町では、代々受け継ぐ「盆棚」ですが、供物の下に敷く「盆ござ」は住人がそれぞれ手製で仕上げます。先祖が這い上がりやすくするため、盆ござの丈は長いほど良いと言われています。
茅野市では、枝豆をすりつぶして餅にかけて食べる「のたもち」と、「灯籠車」を引いて墓参りをする風習があります。
中信地方に伝わる、まんじゅうを海苔で巻いた「のりまん」や、長野市篠ノ井のうずまき模様の「かりんとう」など、特色あるお供え物を供える風習もあります。
信州のお盆のごちそうといえば、夏野菜の天ぷらですが、長野県内各地では、おやきやあんこの入ったおまんじゅうを天ぷらにした「天ぷらまんじゅう」も食べられています。
信州それぞれの各地域に伝わるお盆の風習は懐かしいです。
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