雄大で多様な表情を持つ信州の山岳は、全国の登山者の皆さまに愛され、支えられてきました。
登山が安全に楽しめるよう、山岳の自然を守り、登山道の維持管理を最前線で担っているのが山小屋ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、山小屋の経営環境は大変厳しいものとなっています。
山小屋の皆さまを応援し、安全に登山できる環境を維持していくため、クラウドファンディング型の寄付を募集します。
名古屋長野県人会の皆様へ
長野県観光部山岳高原観光課からのお願いです。
現在、長野県では、ふるさと納税によるクラウドファンディングの仕組みを活用し、新型コロナ感染拡大の影響により厳しい経営状況に置かれている山小屋を応援する「信州の山小屋応援プロジェクト」を実施しております。(9月30日まで)
山小屋は宿泊所や休憩所のほかに、登山道の維持管理などの山岳の管理、遭難者の救助や避難場所の提供といった非常に大切な役割を担っていますが、新型コロナの影響(登山者の減少や宿泊定員の制限の実施)により山小屋の維持そのものが危機的な状況にあります。
ぜひ全国の皆様に広く取組を知っていただき、ご負担のない限りでのご支援をいた
だければ幸いです。メールマガジンや会報、集会などにおいて当プロジェクトをご紹介いただければと思います。
今シーズンは天候の良い連休には多くの登山者の方々にお越しいただいており、感
謝しております。
現在、全国的に新型コロナウイルス感染拡大の状況にあり、外出すらままならない
ところですが、感染状況が落ち着いた折には信州の山にお越しいただき、心と身体を癒していただきたいと思っております。
何卒よろしくお願いいたします。
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長野県観光部山岳高原観光課
山岳高原観光係
電話 026-235-7251(直通)
FAX 026-235-7257
E-mail mt-tourism@pref.nagano.lg.jp(課)
sangaku@pref.nagano.lg.jp(係)
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新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境に置かれている長野県内の山小屋を支援しようと、県はふるさと納税制度を活用して広く寄付を募るクラウドファンディングを行っています。
長野県内の山にはおよそ150の山小屋があり、登山客の安全確保のため登山道の維持・管理や遭難者の救助活動などを行っていますが、新型コロナの影響で利用客が減り、経営が厳しくなっています。
県はこうした山小屋を応援し、安全に登山できる環境を維持してもらおうと、山小屋1軒あたり30万円の支援金を給付することにしていますが、さらに7月からインターネットなどを通じて広く寄付を募る「クラウドファンディング」を始めました。
ふるさと納税制度を活用する形で寄付を募り、専用のウェブサイトでは山小屋の活動などが紹介されています。
長野県によりますと、募集する期間は今月末までで、目標金額は1500万円です。
返礼品はないということです。
集まった寄付金はおよそ150の山小屋に均等に配分し、山の保全活動や新型コロナ対策などにあてるということです。
長野県山岳高原観光課は「山小屋には公益的な機能を果たしてもらっている。引き続き安全で安心な登山のために多くの人に応援してもらいたい」と話しています。
長野県警山岳安全対策課は2日、今年の夏山シーズン(7、8月)に県内で起きた山岳遭難が88件となり、前年同期の47件から大幅に増えたと発表した。遭難者は52人から91人に、死者は4人から9人に増加。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が影響した昨シーズンから一転、自粛慣れなどで登山者が増え、遭難者も例年並みとなったとみている。
遭難が多発した上、登山者の新型コロナウイルス感染が疑われるケースも複数あった今年の夏山シーズン。医療従事者の確保が難しく山岳診療所の医療体制も万全ではない中、遭難者の救助活動に協力する山小屋関係者らは感染対策に神経をとがらせ、現場の負担感が増している。
出典:2021/09/03 信濃毎日新聞記事一部引用
出典:2021/09/10 NHK長野放送局記事一部引用
山小屋は、登山者の宿泊や休憩の場所としてだけでなく、登山道の補修や遭難者の救助対応など、登山をされる皆様の安全や信州の山々の自然環境を守るため、日々活動をしていただいています。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響により、山小屋の経営は厳しくなっており、こうした活動を続けることが難しくなっています。
このため、長野県では「信州の山小屋応援プロジェクト」を立ち上げ、山小屋を支援し、信州の豊かな山岳環境を次世代に引き継いでいきます。
全国の自然や山を愛する皆さまのご支援をお待ちしています。
昨年からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、山小屋の経営は大変厳しい状況におかれています。
そうした中、昨年初めて実施したクラウドファンディング型の寄付募集では多くのご支援と心温まる応援メッセージをいただき、山小屋の皆さんにお届けすることができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
今年もまだまだ先の見えない状況にはありながらも、徐々に登山者も戻ってきており、多くの山小屋が「山小屋が取り組む5つの感染防止策※1」をはじめ山小屋ごとに工夫しながら感染予防対策を行い営業を行っています。
しかしながら、感染防止対策のために宿泊者数や利用者数を制限せざるを得ず、山小屋の収入は大幅に減少しており大変厳しい経営状況が続いているのが現状です。
こうした状況が続くと、登山道の維持管理や衛生環境の維持等の活動も困難になります。
活動にかかる費用は多くが山小屋の収益により賄われており、収益が減少することで、人手の確保や物資の輸送に支障をきたすことになるからです。
※ 信州には約150の山小屋や避難小屋があり、信州の雄大で美しい山岳の保全に尽力し、登山者の皆さまの安心安全な登山を守るための活動をしています。
(信州の山小屋は、長野県公式ホームページの「山小屋情報ポータルサイト」からご覧いただけます。)
※1 山小屋が取り組む5つの感染防止策
【新型コロナウイルス対策の一例をご紹介します】
別添チラシ及び「信州の山小屋応援プロジェクト」寄付サイト(別ウィンドウで外部サイトが開きます)を参照してください。
(インターネット以外での手続きを希望する場合は、書面による寄付の申出を受け付けます。
詳しくは、長野県『日本のふるさと信州』応援サイト(別ウィンドウで外部サイトが開きます)をご参照ください。)
※お寄せいただいた寄付金は、ふるさと納税制度による税制上の優遇措置が適用され、確定申告を行うことで税控除を受けることができます。
※誠に申し訳ありませんが、こちらの寄付に対してお礼の品はお送りしておりませんので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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