長野県は、官民一体で移住者の溶け込み支援をしている地域「長野県移住モデル地区」に、飯田市南信濃を認定しました。
モデル地区制度は、移住者支援の取り組みを全国にPRし、先進的な取り組みを県内に波及させようというものです。官民一体となった移住者の支援や、住民の移住者との交流意欲などの条件を満たし、市町村の推薦があった地域を認定、移住セミナーなどで優先的に紹介します。南信濃は長野県内では5カ所目で、8月11日付で認定されました。
同地区では地域活性化を目指す住民らでつくる「南信濃1500委員会」や「南信濃まちづくり委員会」が村内のゲストハウスなどと協力して、移住希望者への住居の提案や、住民との顔つなぎなどに取り組んできています。
南信濃1500委員会長は「移住定住に向けた住民の動きが出てきたところに長野県のお墨付きをもらい、地区内での啓発にもつながる。さらに住民一丸となって移住者の受け入れに取り組みたい」と認定を喜でいます。
同地区は現在、人口1250人。定住人口1500人を目指し、住民有志が発足させた「南信濃1500委員会」が事業を主催し、長野県飯田市が後援しています。
少子高齢化が進む中、住民主体で持続可能な地域づくりを目指している飯田市南信濃地区の住民組織が、来年度から親子留学の受け入れを始めようと準備を進めています。
この地区は旧南信濃村で秘境「遠山郷」と呼ばれ、当会県人会でも3名程この地の出身の方がお見えで現在もご活躍中です。