令和元年10月に発生した台風災害から2年が経過しました。
長野県内ではいまだに仮設住宅で暮らしている県民がいます。大きな被害を受けた長野市では、住民たちが求めていた災害公営住宅の建設が見送られ、地元を離れざるをえない被災者がいる状況です。
台風19号の豪雨で、長野市内の千曲川の堤防が決壊し、市内では災害関連死も含めて17人が死亡、住宅被害は4327戸、359世帯828人が仮設住宅での避難生活を余儀なくされています。
千曲川が決壊してから2年目となる10月13日、長野市では地元住民らが追悼の式典を開き、犠牲になった人たちに黙とうをささげました。
りんご農家では、りんごの木が水につかり、収穫前だったりんごのおよそ8割が被害を受けました。新たにりんごの苗を植えましたが、実がつくのは5年先のことです。
名古屋長野県人会では、2年前義援金を募り長野県豪雨災害の支援も行いました。
この災害を忘れることなく長野県では各種資料を一般公開しています。
長野県は、信州大学との共同事業として、この豪雨災害の写真やインタビュー動画等、様々な情報を個人、団体、市町村等から御提供いただき、専用WEBサイトを作成し、10月12日に公開しました。ご覧いただきたいと思います。
※(注) 1742年の千曲川の水害、「戌(いぬ)の満水」になぞらえ、亥(いのしし)年に発生した本災害を「猪(しし)の満水」と呼称しています。
「“猪(しし)の満水” (令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ」(以下「本サイト」という)は、令和元年台風第19号の災害(以下「令和元年東日本台風」という)に関する写真、情報等の関連資料を収集し、インターネット上で公開することにより、令和元年東日本台風の記憶の風化を防ぐとともに、長野県内外の防災・減災対策や防災教育などに幅広く活用することを目的として、長野県と信州大学が共同で構築したものであり、長野県及び信州大学(以下「提供者」という)により提供されています。
この利用は、二次利用可のコンテンツについては、災害伝承、復興支援、防災計画策定、防災教育その他本目的に反しない場合に限り、本利用規約を遵守することに同意の上、利用(複製、上演、演奏、上映、公衆送信、伝達、口述、展示、譲渡、貸与及び翻訳を含みますが、改変を除きます。)することができます。
コンテンツを利用、その利用態様に応じて合理的と認められる方法と程度により、コンテンツの出所(「“猪(しし)の満水”(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ」)及び提供者(「長野県、信州大学」)を明示しなければなりません。
以下からアクセスしてください。
"猪の満水"(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブサイト
URL:https://chikuma-archive.shinshu-bousai.jp/
地図で見る災害の記録
写真アーカイブ
資料アーカイブ
災害アーカイブ展特設サイト
住民へのインタビュー動画 等
関連資料:
長野県阿部知事 信州大学教育学部 廣内教授
長野市災害義援金は令和3年3月31日をもって受付を終了しました。
長野市災害義援金へご協力いただきありがとうございました。
お問い合わせ先:長野県
長野市役所
〒380-8512
長野市大字鶴賀緑町1613番地
電話(代表)026-226-4911
業務時間
午前8時30分から午後5時15分まで
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