新型コロナの影響で1年延期された長野市の善光寺の「御開帳」がことし4月から行われます。
善光寺は参拝者を分散させるため日程を1か月延ばすなど、感染防止対策を徹底することにしています。
善光寺の御開帳は数えで7年に1度、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」を公開する行事で、前回、平成27年には過去最多の707万人が訪れました。
今回の御開帳は、本来は去年4月から行われるはずでしたが、新型コロナの感染拡大の影響で記録に残るかぎり初めて延期され、ことし4月3日から行われます。
期間中、善光寺はさまざまな感染防止対策を取ることにしています。
参拝者を分散させるため日程を従来より1か月延ばしたほか、その時の感染状況に応じて本堂などへの入場制限も検討するとしています。
また、本堂の前に建てられ多くの参拝者が触れる回向柱には、感染を抑える効果があるとされる光触媒の技術を使ったコーティング剤を塗るということです。
善光寺務総部は「分散参拝や感染対策を行い、しっかり広報していく。参拝される方も、すいている時間を選びご協力いただきたい。」と話しています。
令和4年1月の名古屋長野県人会発行の広報誌「中京の信州人」第70号表紙に「善光寺の御開帳」の写真を掲載しています。
コメントをお書きください