長野県箕輪町の無形民俗文化財に指定されている小正月の伝統行事の「大文字」。
箕輪町では、北小河内区の漆戸常会、大出区の上村(わでむら)地区で大文字が建てられています。
10メートルもある柱への飾り付けはなかなか大変なこと。
小正月行事として続いているのはすばらしい。
こうした行事が地域コミュニティを守っていくことになるかと。
大文字は、伊那市内にもあり、上伊那地域の小正月の風物詩とされている。
両地区ともに、1年間の地区の安全、五穀豊穣や無病息災を願うもの。
柱を倒した後は、縁起物としてご家庭へ持ち帰ります。
漆戸常会では、辻にある道祖神近くに建てられます。
この行事の始まりを伝える資料はないものの、江戸時代に天竜川が氾濫し水害が起きたことが起源。
柱の先には太陽に見立てた赤い板が取り付けられいます。
説明版によると、
大の字は、大自然の、空、風、火、水、地を表し、一番上に太陽(空)を飾り竹に白い紙で稲穂か水を造りその上に五色の色紙で飾りを造り神に捧げるとされています。
こちらは、大出区上村(わでむら)の大文字(でえもんじ)です。
大出区のコミュティセンター近くの辻に建てられます。
御幣、巾着、花や柳が飾り付けられます。
以上の記事は長野県箕輪町の町長ブログを引用転載しています。
ご了承ください。
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