七年に一度十二支の寅と申の年に行なわれる、諏訪大社最大の祭りです。
正式名は「諏訪大社式年造営御柱大祭」と言います。
■諏訪御柱祭2022年
開催のガイドラインは、
「諏訪地方以外の人の観覧、立ち入りの遠慮を求める」です。
上社の山出しは4月2日(土)~4日(月)。
里曳き5月3日(火)~5日(木)。
宝殿遷座祭6月15日(水)。
下社の山出しは4月8日(金)~10日(日)。
里曳き5月14日(土)~16日(月)。
宝殿遷座祭5月13日(金)。
御柱祭 公式ホームページ (外部リンク) こちらをクリック
上社御柱祭
山出し 4月2日(土)、3日(日)、4日(月)
里曳き 5月3日(火)、4日(水)、5日(木)
宝殿遷座祭 6月15日(水)
下社御柱祭
山出し 4月8日(金)、9日(土)、10日(日)
里曳き 5月14日(土)、15日(日)、16日(月)
宝殿遷座祭 5月13日(金)
通例ですと、上社は山出しの2日目と3日目、下社は山出し初日から3日間、木落しが行われます。
令和4年度御柱祭の曳行日程については、まだ正式な発表はありません。
千二百年前、平安時代からの伝統的な天下の祭典で、2ヶ月に渡る雄大な規模の豪壮な行事です。
1200年続く神事 御柱祭
御柱祭とは宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の神事を指します。“御柱”となるのは樹齢150年、17メートルを優に超える選ばれた16本のモミの大木だけ。
それを人の手で里に曳き出し、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てます。その歴史は古く、室町時代の『諏訪大明神画詞』という文献には、「寅・申の干支に当社造営」が平安初期にすでにあったという記録が残されています。
諏訪大社御柱祭、上社山出しの1本は機械で使用の曳行になるそうです。
新型コロナで氏子確保困難にが理由です。
今春の諏訪大社御柱祭の上社山出し(4月2~4日)で、諏訪郡富士見町の本郷・落合・境地区が御柱を機械を使って曳行(えいこう)する予定です。
新型コロナウイルスの影響で柱を引く氏子の確保が難しいと判断したためです。
御柱祭の歴史で機械を使うのは異例で、今回、上社と下社を合わせた16本で機械を使う地区が明らかになるのは初めてとなります。
昨年11月には、御柱祭に関するガイドラインを公表しています。
長野県独自の感染警戒レベルが4以上だと曳行は行わないとしています。
レベル3が以下でも人数制限などの感染対策を定め、各柱で曳行方法を模索している状況です。
諏訪神社の上社の曳行は、諏訪郡原村・茅野市境から同市の御柱屋敷まで約12キロで、1本を何百人もの氏子で引くのが慣例となっています。
他地区より人口が少ない本郷・落合・境地区も、地域外の氏子が帰省するなどして伝統を引き継いできたのですが帰省する人々が集まれない模様です。
各地区の大総代によると、他の7本でも機械を使うかは検討中です。
下社大総代でつくる下社三地区連絡会議は山出し(4月8~10日)に向けて、いろいろな状況に対応できる方策を検討しているそうです。
諏訪大社は、昭和21年までは「官幣大社諏訪神社」と称されておりました。
現在は、「信濃の国一之宮諏訪大社」と申します。
二千年前に建造されたと推定され、最古の神社に数えられております。
北海道から九州まで全国に分社が一万有余有り、その総本社となります。
諏訪大社には上社と下社があります。上社は本宮と前宮に、下社は秋宮と春宮に分かれています。
この社殿の4角に御柱を建て替えるために行なわれるのが御柱祭です。
長さ17M、直径1M、重さ13トンの、モミの巨木16本を、車もコロも使わず人力のみで引きずり運ぶ、原始的な行事です。
丸太の上に人が乗ったまま、急坂を落としたり、川の中を渡ったり、 怪我人が出ないのが不思議と言われる程、荒々しく勇壮な行事として有名です。
数十万人の観衆の動員があり「人を見るなら諏訪の御柱へ行け」と言われております。 四月から始まる「山出し」の「木落とし」は満点で、最大の見せ場です。
「里曳き」は建て御柱(左)と華麗な祭典絵巻(右)が繰り広げられます。
【信濃国一之宮】 7年に一度・天下の奇祭
正式名称は、式年造営御柱大祭と言います。
式年とは、決まった歳月の事を言い、伊勢神宮の遷宮は20年に一度であり、諏訪大社は7年目ごと寅年と申年と決まっております。
かっては、諏訪大社の全ての建物を新築しておりました。
現在は、宝殿のみ新築し、御柱の挽き立てを行っております。
萱葺き屋根に神明造りという伝統的な建築の宝殿は、古来より氏子崇拝者からの尊い浄財により、造営を繰り返してきました。
宝殿は上社本宮と下社春宮秋宮にそれぞれ二棟ずつ、計6棟あります。
この内、片方ずつ3棟を御柱祭毎に建て替え、その中に納められている御霊代(みたましろ=御神霊がこもる最も尊い物)を旧殿から新殿へ遷座します。
清浄を好む神様に真新しい御簾(みす)や帳(とばり)などの調度品で装飾された綺麗な神殿に遷座する事によって、新たに広大な力が蘇り、人々を守ります。
山出し 綱置き場~(約10km)~木落とし~(約2km)~川越し
■ 里曳き 御柱屋敷~(約2.4km)~本宮 御柱屋敷~(1.4km)~前宮
下諏訪町御柱祭実行委員会事務局
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