東日本大震災そして長野県北部地震から11年です。県北部地震で震度6強を観測した栄村では3月12日を「栄村防災の日」と定める条例案が議会に提出され可決されました。
9日開かれた村議会3月定例会。村議会議員が発起人となり「震災を忘れない栄村防災の日」を制定する条例案が提出されました。
3月12日未明に起きた長野県北部地震。栄村では震度6強を観測し栄村や飯山市で住宅203棟に被害があり3人が災害関連死と認められています。
条例案では3月12日を「栄村防災の日」を定め防災体制の点検や防災教育の充実などに取り組むとしています。
条例案は9日採決が行われ全会一致で可決されました。
長野県栄村は最大震度6強の本震に続いて6弱の余震に立て続けに襲われました。
未明から早朝の時間帯にもかかわらず、すぐに消防団を中心に安否確認や被災者救出が行われ、多くの家屋が崩壊したものの直接の犠牲者は出さずに済みました。
栄村の村民同士の当時のその助け合いの精神が、今も村民の間で受け継がれています。
近い将来に東海地方でも発生が懸念されている「南海トラフ地震」「東南海地震」での大きな被害が想定されています。
長野県北部地震、東日本大震災や過去の震災の被害、そこから得られた教訓を忘れずに、我々も大きな地震に備えることが必要です。
◆大地震の揺れから命を守るためには、
地震対策の基本は、最初に来る揺れにどう備えるか。
緊急地震速報を見聞きしたときは、まわりの人に声をかけながら、周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する。
建物の倒壊など地震による直接的な被害から命を守り、生き残ることが大切です。
・必要に応じた建物の耐震補強
・家具の正しい固定と安全な場所への配置
・災害時の緊急情報の入手方法の確認など
◆大地震の発生後の避難生活を生き抜くためには、
避難生活で体調が悪くなり亡くなった震災関連死の方がいます。
日常生活の中で防災を意識し、避難生活に備えることが大切です。
・非常持出品の準備と水や食料の家庭内備蓄
(最低3日分、できれば7日分)
・携帯トイレや簡易トイレの備蓄など
個人個人で備え、考えましょう。
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