長野県安曇野市の穂高神社の式年遷宮祭で、本殿に祭られている三体のご神体を仮の場所に移す「仮殿遷座祭」が4月21日夜に執り行われました。
神職や氏子総代が参列して神事は雨のため拝殿内で営まれ、暗闇の中、ご神体を白い布で覆った御羽車(おはぐるま)と呼ばれる台に載せ、白い布を敷いた通路をゆっくりと移動しました。
本殿は5月1日午前3時、仮殿に移したご神体を再び本殿に戻す「本殿遷座祭」を営みます。
式年遷宮は20年ごとに本殿を造る大遷宮と、大遷宮から7年目と13年目の小遷宮があり、今回の2022年度は小遷宮にあたります。
4月29日〜5月15日は、「穂高人形・御船祭保存会」の四団体が遷宮祭を祝って作った穂高人形が境内を彩ります。
「穂高人形ものがたり」は南神苑で行われ、有名な伝説や戦国時代の名場面など5場面が展示されます。
一眞会(穂高人形・御船祭保存会小平教室)が「関ケ原の戦い」、七星会(同牛流教室)が「本能寺の変」、睦友社(同保尊教室)が「犀龍と泉小太郎伝説」と「忠臣蔵 一力茶屋」、穂高健壮団が「一ノ谷の合戦」を担当します。
各団体は約1年前から人形の制作を進めてきました。
南神苑で5月1日には、松本蟻ケ崎高校・書道部の書道パフォーマンスを企画します。
参考資料:神社だより(令和4年2月10日発行)から。
穂高人形・御船祭保存会 |
長野県安曇野市穂高6079番地 (穂高神社内) |
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