小中学生に大人気の塩尻市オリジナル給食メニュー「キムタクごはん」を中心に、キムタクごはんストーリーと題し、塩尻市の特色ある給食の取り組みを紹介しています。
長野県塩尻市では、すべての市立保育園、小・中学校に給食の調理施設があり、各施設で給食を作る「自園・自校給食」を採用しています。
塩尻市の学校現場で子どもたちが実践している正しい食習慣や食の選択など「食育」に対する理解と関心を広めることを目的に、実際に提供されている学校給食のレシピを「こんこんレシピ」というサイトに掲載しており、その中から月に1本動画にして公開しています。
今回は、学校給食のリクエストランキングでも常に上位にランクインする「キムタクごはん」のPR動画を作成し公開しました。実際の給食に出るキムタクごはんはどのようにして作られているかなど、普段は見ることができないキムタクごはんの裏側をご紹介します。
塩尻市立木曽楢川小学校で提供されている給食。キムタクごはん、イカのカレー揚げ、あやみどり大豆のサラダ、厚揚げスープと、地場産の食材をふんだんに取り入れた献立です。食器には、木曽の特産品である木曽漆器を採用しています。
今でこそ塩尻市内の学校で人気メニューとなったキムタクごはんですが、もともとは塩尻西部中学校だけの給食メニューでした。
長野県は伝統的に漬物文化が発達している地域でありながら、子ども達の漬物離れが進んでいました。そこで、子ども達に漬物をおいしく食べてもらいたいという想いから、塩尻西部中学校の栄養士が考案した家庭料理だそうです。
その後、各校の栄養士が集まる定例会議の中でキムタクごはんを紹介したことを機に、市内中に広がっていきました。
2011年に全国放送のテレビ番組で取り上げられたことで、キムタクごはんは広く知られるようになりました。
現在では市内の飲食店や市役所の食堂でも提供されたり、混ぜごはんの素として商品化されたりするなど、塩尻市の味として定着しています。
また、塩尻市では一般の方が市内の学校で提供されている給食を食べることができる「給食レストラン」というイベントを開催。地産地消や食育の大切さを市民に伝えています。
※お好みで長ネギなどを加えてもOk。
※ベーコンの代わりに豚肉を使うときは、薄口しょうゆを少し多めに、油はゴマ油にするとコクが出ます。
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