新カゴメビルが6月23日、名古屋市中区錦3丁目に完成し、内覧会がありました。
鉄骨造り11階建てで、1~5階にカゴメグループが入り、6~11階がテナントフロアです。外観はガラス張りの現代風ですが、低層部には地元の木材をふんだんに使っています。カゴメの社名の由来となったトマトを収穫する時の「籠(かご)の目」をモチーフにして、エントランスの壁の飾りや1階キッチンの天井にも籠目のデザインがあしらわれています。
長野県富士見町に2019年4月にオープンした「カゴメ野菜ファーム富士見」の見学をバーチャル体験できるVR技術も導入しました。
新カゴメビル1階の「カゴメキッチンファーム®名古屋」で、ゴーグルのような眼鏡をつけてスイッチを押すと、八ヶ岳の雄大な山容が目に飛び込んできます。「野菜生活100」を作っている工場の見学はもちろん、普段は入ることができないトマトのハウスも見ることができます。自分の体を回転させると景色もそれに合わせて変わってきます。ドローンを駆使した空中からの映像も見ることができます。
ただ、「カゴメキッチンファーム®名古屋」は、取引先の見学や料理教室の利用が主です。
カゴメの山口聡社長はこの日の記者会見で「工業と農業と観光業が一体となった野菜のテーマパークです。これが八ヶ岳の山麓という素晴らしい場所を提供いただいたので成り立っています」と富士見町との協働を強調していました。
やはり長野県富士見町へ足を伸ばして、実際に野菜のテーマパークを満喫したいものです。信州への旅にはぜひ、富士見町と「カゴメ野菜ファーム富士見」を日程に入れてみてください。
(2022年6月29日)
取材記事・写真撮影 名古屋長野県人会 広報文化委員会 委員長 西村 公秀氏
新カゴメビル外観
カゴメ野菜ファーム富士見を体験できるVR
新カゴメビル名古屋の天井を飾る「籠の目」をモチーフにした木組み
カゴメの社長は工業と農業と観光業が一体となった野菜のテーマパークが八ヶ岳山麓という素晴らしい場所を提供いただいた富士見町との協働を強調しています。
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