長野県須坂市にある豪商の館田中本家博物館の田中宏和様から季節の写真が届きました。
6月から7月の梅雨の風物詩である「沙羅双樹の花」です。梅雨の雨に映える花だそうですが、今年は例年になく早い梅雨明けで、小さな白い花が毎日、中庭の池に舞い降りているそうです。
和名は夏椿(ナツツバキ)。もともと咲けば、その日のうちに散ってしまう「一日花」です。世の無常の象徴として、平家物語にも詠われています。
届いた写真は、ナツツバキより小ぶりな「ヒメシャラ」で、6月12日ごろの撮影です。
樹齢は240年。7月上旬まで咲いているそうです。猛暑続きの名古屋からみると、水面に浮かんだ白い花々は、別世界の景色です。
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2022年06月12日
庭園 初夏の名物 「沙羅の花」開花
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