長野県飯田市南信濃地区の住民らでつくる南信濃1500委員会が、園児や児童と保護者の教育移住「やまざと親子留学」の2023年度の受け入れに向け、移住希望者を募っています。
受け入れ初年度の22年度は三家族11人が移住。
牧島会長は「さらに新たな人たちに移住してもらい、地域を盛り上げられるよう頑張りたい」と話しています。
就学前−小学六年生の児童がいる家庭が対象で、今回は二家族を募集。
市所有の教員住宅を改修し、入居してもらう予定です。
生活助成として、一家族当たり上限10万円の引っ越し費用や、毎月15000円の支給。
募集期間は11月30日まで。
9月3日にはオンライン説明会、10月22日には地元の和田小学校を含めた地域を巡るイベントを企画。
南信濃地区は、高齢化率が六割を超え、人口減少、少子高齢化が進んでいる。
現在、地元の和田保育園の園児は6人、和田小の全校児童は32人。
2021年度は出生数がゼロだった。
「やまざと親子留学」は、地域の状況に危機感を覚えた住民らが同委員会を組織し、21年度に事業をスタート。
22年度に移住した三家族は東京都、ニュージーランド、オーストラリアから。児童五人が和田小に通っています。