本日1月21日は、「漬物の日」です。毎月21日がそうなんです。
信州・長野県 の代表的な漬物 といえば、やはり「野沢菜漬け」でしょうか。
長野県の漬物の歴史は古く、今から1300年位前、東大寺正倉院の古文書「雑物納屋」に塩漬のことが記載されています。
長野県のお漬物業は、明治の中頃、わさび漬や味噌漬を中心に商売として始められたと言われています。長野県は、面積が標準県の2倍以上あるという環境風土の中で、全国屈指の漬物産地として、野沢菜を中心に信州小梅、わさび漬、山ごぼう、信州味噌漬等、数多くの特産品を有し、漬物出荷額は和歌山に次いで第2位の漬物王国を築いています。
長野県の代表的な野沢菜は、宝暦6年(1756年)野沢温泉村にある健命寺の住職が、京都遊学の帰途に持ち帰ったのが始まりといわれています。その後、漬物製造業者と県の試験研究機関の努力により、現在では年間5万トンが全国へ出荷されています。
誰が制定した記念日なの?
漬物の日は、全日本漬物協同組合連合会が制定した記念日です。
漬物の日の由来とは?
名古屋市の郊外にある漬物祖神として有名な萱津神社(かやつじんじゃ)には、漬物についての言い伝えが、漬物の日の由来になっています。
神社へのお供えが漬物に!?
その昔、「土地でとれた野菜」と「海からとれた藻塩(もしお)」を初穂としてお供えしていましたが、腐ってしまうことを嘆いていました。
そこで、カメを使ってお供えしたところ、野菜と藻塩(もしお)が、ほどよい塩漬けとなり、時間がたっても不思議と味が変わらないことを、神からの賜物として尊び、「諸病免除」「万病快癒」の護符として、さらには「保存食品として備蓄」しました。
「香の物祭」が行われるようになった!
これをいつ頃からか、「香の物」と言われるようになり、萱津神社では、毎年8月21日を「香の物祭」として祝っています。
なぜ、毎月21日なのか?
この「香の物祭」の8月21日によって、毎月21日を「漬物の日」と定めて、漬物の普及に努めている記念日となっています
野沢菜には、
植物繊維:野菜の中でも植物繊維は非常に多く含まれていて、便秘予防に効果が高く、高い成分:カルシウム170㎎、カリウム380㎎、カロチン2100mg、ビタミンA1200IU、亜 鉛、ビタミンC60mg。発ガン物質を抑える:ビタミンCが多いので、ニトロソアミンという発ガン物質を抑える効果が非常に高いのです。