木曽から名古屋へ手作り玩具が送られます。
名古屋市千種区の市民団体「水源の里を守ろう 木曽川流域みん・みんの会」が、長野県木曽川上流である木曽のみそや甘酒などの販売収益の一部を基金として積み立て、材料費を捻出して、長野県木曽青峰高校に玩具の制作を依頼していたものを送ります。
長野県木曽町の木曽青峰高校インテリア科の三年生が、ブナの木で作った玩具五点を、名古屋市科学館に贈ります。
「みん・みんの会」は“森は水の源、水は命の源、川は命のつながり”をモットーに、上流の山間地で暮らしながら森を守り、「水」を支えている人びとに感謝し、まなざしを向ける会です。「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」を合言葉に、木曽川流域(木曽川、飛騨川、愛知用水)の上下流交流・連携を目的に2008年9月から活動を始めました。
『木曽川流域図』作り、木曽川流域水源の里基金の設立、「水源の里を守ろう 木曽川流域集会」の開催、そして上流地域(長野県木祖村、木曽町)での大豆作り、味噌造りなど、さまざまな活動を行なっています。
私たちは木曽川流域の上流域(農山村)と下流域(都市)で、交流・連携を深めながら流域での共生と循環の仕組みづくりを考えています。“川は命のつながり”です。
「みん・みんの会」の名称は、「上流の民(みん)と下流の民(みん)の交流・連携」をめざす会としてのネーミングです。
物販・水源の里基金
2008年12月6日午後、ウィルあいちで「木曽川流域水源の里基金・発足集会」。上流域のミネラルウォーター、味噌、木工製品、お酒などを名古屋生活クラブはじめ、アイチョイス、土こやしの会などが取り扱い、下流域(都市)の市民が購入。その物販の2%を水源の里基金として積み立て。水源の里基金認証シールをイラストレーター・茶畑和也さんが制作。
第1、2期の基金運用として、長野県木曽青峰高校インテリア科の学生がベンチや木製玩具を制作、それらを2011年に名古屋市東山動植物園、2013年に科学館へ寄贈。第3期は同高校インテリア科の高校生が名古屋城天守閣へヒノキなどの間伐材で制作したベンチを寄贈。
第4期、第5期は名古屋市科学館に、同高校生が制作した木製玩具を寄贈。第6期が現在進行中。
E-MAIL. suigennosato@gmail.com
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