安曇野市穂高の穂高神社では、毎年9月26日、27日に御船祭りが開催されます。
一説によると御船祭りは、7世紀中ごろに活躍した武将・安曇比羅夫が天智天皇の命令で朝鮮半島に出兵し、白村江で戦死したことを追悼する祭りとして始まったともいわれます。
確認できる最も古い記録として、江戸時代中ごろの古文書に「往古より(大昔から)船を2艘出していた」という記述があることから、穂高神社での御船祭りの始まりは江戸時代半ばよりも前であることは確実です。
御船祭りは「穂高神社の御船祭りの習俗」として平成21年(2009)4月20日に長野県無形民俗文化財に指定されました。祭りは保存会が中心となって守り伝えています。「穂高人形」とも呼ばれる木偶を作る人形師は現在3名います。
若い世代の後継者を育てるため、穂高神社の境内にある御船会館で教室を開いて基礎から技術を教えています。
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