小澤征爾さんは、1998年の長野冬季五輪開会式で、ベートーベンの「第九」を演奏した際、アマチュア合唱団を「僕たちの仲間だ」と呼んでくれたそうです。
小澤さんが音楽を広める種を松本市でまき、その種から松本市が『楽都』として育ってきました。
小澤さんと松本市は、深い繋がりがありました。ありがとうございました。
小澤征爾さんは、天性の鋭い音楽的な感覚と、優れた技術に支えられた、みずみずしさと集中力に満ちた指揮者でありました。
長野県松本市に最高水準の音楽芸術を響かせて、世界的な松本音楽祭(SKF)に育てくれました。 これまでの幾多のご厚情に改めて深く感謝して、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
松本市に30年以上にわたって、松本の地と松本の市民をこよなく愛し『楽都・松本』を発展させていただきました。
日本のクラシック界をけん引し、また松本市を拠点に開催される国際的な音楽の祭典で30年以上にわたって総監督を務めた小澤さん。
音楽の裾野を広げ、若手を育成することにこだわり続けてきた生涯でした。
山ノ内町の中学校では、続けてきた交流、松本市の音楽祭での活動、その姿は信州の人の胸に生き続けます。
信州に大きな足跡を残した小澤さん。
信州にとっても、計り知れない喪失であり、また痛惜の念に堪えません。
安らかにおやすみください。
合掌
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