長野県では、県内の薬草生産・販売等の促進を図るため、薬草生産者、生薬取扱企業、その他関係機関等が連携する「長野県薬草振興ネットワーク」を設立しました。
令和6年2月1日(木曜日)
長野県民対話集会でいただいたご意見も参考に、県内で薬草を栽培する生産者の課題解決や生薬取扱企業の需要に応えられるよう、生産者・生薬取扱企業等をつなぐ「長野県薬草振興ネットワーク」を設立し、長野県産薬草の振興を図ります。
〇県内薬草生産者※(個人、団体、障がい者施設等)※販売を目的とし「生薬」となる薬草を生産する方
〇生薬取扱企業等(県内卸売会社、県内製薬会社等)
〇ネットワーク設立にあわせ、新規会員を募集します。生産者(個人、団体、障がい者施設等)、生薬取扱企業等、関心のある方は下記事務局までご連絡ください。
◆長野県薬草振興プロジェクトチーム◆
長野県農政部・健康福祉部・林務部・長野県薬草生産振興組合
〇薬草栽培の技術習得研修会
〇薬草生産者、実需者の情報交換会
〇薬草生産者と生薬取扱企業とのマッチング
〇障がい者施設等における薬草栽培の取組支援
〇地元企業と地域が連携した薬木(キハダ)の森づくり
〇その他、課題解決のための国への要望
長野県薬草振興ネットワーク設立キックオフイベントが開催されました。
〇日 時: 令和6年3月7日(木曜日)
〇場 所: 長野県 松本合同庁舎
〇概 要:
信州は「薬草王国」としての地位を誇っていましたが、その後に生産量は減少し、中国産に取って代わられてしまいました。
1988年頃は、薬草の栽培戸数は5629戸、栽培面積は757ヘクタールと、いずれも全国の約20%を長野県が占めていました。
しかし、ほとんどの薬草で乾燥が必要だったり、農薬が使用しにくくなり、雑草防除に手間がかかったりすることから、減産してしまいました。
カミツレ(カモミール)、シャクヤク、ヤーコン、ツルナなどが、現在は栽培されており、栽培面積は18ヘクタールで、国内全体の0・7%にまで落ち込んでいます。
現在は、長野県箕輪町で商品開発を行う養命酒製造(本社 東京、製造工場は、長野県駒ケ根市)や、木曽の製薬会社、生薬メーカー3社が需要のある薬草の品目や、長野県に適した栽培条件などについての説明会がありました。
【長野県薬草振興ネットワーク事務局】
長野県農政部 園芸畜産課内
TEL:026-235-7228(直通)
FAX:026-235-7481
メール:enchiku@pref.nagano.lg.jp