喬木村が生んだ児童文学作家、椋鳩十に関連する資料を展示しています。
国語の教科書に採用されたことでも有名な「大造じいさんとガン」をはじめ、数々の優れた文学を生み出した椋鳩十の生涯に触れることができます。
子供向け動物文学の作者として有名な椋鳩十。
明治38年、長野県の飯田市近く、天竜川沿いの喬木村で生まれた椋鳩十は、大自然の中で様々な動物たちと共に育った。
昭和5年、法政大学国文科を卒業後、鹿児島に移り住み教員生活をおくるかたわら自由奔放に暮らす山の民を描いた小説を発表。
絶賛されるものの、当時は戦時色が次第に強まっていた時代。言論統制により発禁処分を受けてしまう。
戦争に向け死を賛美する時代の風潮に対し、椋は動物の生態にことよせて、命の大切さを訴える子供向けの作品を書く決心をする。
「片耳の大シカ」「孤島の野犬」など日本における本格的な動物文学のジャンルを切り拓いた。
大自然や動物を通じ、命の輝きと生きることの素晴らしさを描いた椋文学の秘密が語られる。
NHK教育TV「シリーズ授業」母校喬木第一小学校5年生に『生きものはすばらしい』の授業を行う。
所在地
〒395−1101
長野県下伊那郡喬木村1459−2番地
連絡先 TEL 0265−33−4569
FAX 0265−33−4599
駐車場 あり(10台分)