長野県諏訪の「星ケ塔ミュージアム矢の根や」(しもすわ今昔館おいでや館内)には、
黒曜石を巡る古代に人々の暮らしを紐解く館があります。
およそ30万年前の旧石器時代から鉄器が普及する弥生時代半ばまで、黒曜石は人々の道具として大変重宝されていました。
長野県下諏訪町にある国史跡「星ヶ塔黒曜石原産地遺跡」は、質の良い黒曜石の原産地として当時広く知られており、採掘した黒曜石の加工品を用いた交易も全国的に盛んでした。
同館は、当時の人々の暮らしや交易の軌跡をうかがい知ることのできる採掘抗のジオラマや、町内の出土品を展示しています。