赤く色づいた「高嶺ルビー」の花は、長野県箕輪町の赤そばの里です。
ルビー色のそばの花が箕輪町の「赤そばの里」で満開を迎えました。
なだらかな傾斜地に広がる約4・2ヘクタールの畑を赤く染めています。
花を咲かせているのは「高嶺ルビー」の品種です。
そば研究者の故・氏原暉男信州大教授がネパールのヒマラヤで見つけてタカノ(宮田村)と改良した品種です。
さらに改良を加えて、より花が濃い赤になる「高嶺ルビー2011」の種を、今年の8月に地元のボランティアでつくる「古田の里赤そばの会」の会員がまき、育ててきました。
「古田の里赤そばの会」は、平成18年に、長野県箕輪町産業振興課の指導により、中箕輪そば組合から耕作を引継ぎました。
さらに箕輪松の古田地区を遊歩道の整備、トイレ・休憩設備の管理、駐車場等の整備・管理を行いました。
地元の活性化を図るとともに箕輪町のPRに寄与するという目的で、上古田区の有志でこの組織を立ち上げました。
現在は会員は80名で、総務部(共通事務、イベント、PR活動)、耕作部(赤そばの播種、収穫)、環境整備部(遊歩道の整備、駐車場等の整備・管理)、販売部(農産物等の販売、手打ちそばの提供)を設け、「赤そば」の普及活動をしています。