長野県伊那市、飯田市、下伊那郡大鹿村は12月20日に、南アルプスのうち長野県内の主要部分を占める3市村の範囲で、2025年6月から登山者に任意の協力金を求める方針を明らかにしました。 長野県内の登山道の維持管理や、高山植物の保護活動、携帯トイレの普及などに充てる方針です。 協力金徴収は、一人当たり500円の予定です。
伊那市役所で伊那市議会全員協議会が開かれ、登山者協力金制度の導入について担当者が説明しました。
任意で一口500円以上で来年6月からの協力金制度導入を目指します。
伊那市が今年度登山客300人に行ったアンケートでは96%が協力金の導入に理解を示したということです。
伊那市では今年度、登山道整備等に約400万円をかけていますが、最低限の維持管理しかできていない状況です。
協力金制度の導入を検討しているのは南アルプス伊那谷エリアの伊那市、飯田市、大鹿村です。
この3市村と山岳関係者、関係行政機関などで来年2月に山岳環境保全連絡協議会を設立し、登山者協力金制度を推進していくということです。