長野県諏訪湖における自然現象「御神渡り」について紹介します。
この現象は湖面が凍る極寒の時期に発生し、氷が割れて盛り上がることで神秘的な風景を作り出します。
その名前は神々が湖を渡るかのような足跡が氷に形成されることから来ています。
2024年は諏訪湖が完全には凍らず、強風によって湖面には白波が立っていました。
湖面が割れてせり上がる「御神渡り」の観察が続く諏訪市豊田の諏訪湖畔で1月13日朝、沖合300メートルほどまで広がる薄氷が確認されました。
観察を始めてから9日目で、今季では最も広範囲での結氷を確認しています。
岸辺周辺は人が乗れるほど厚く張った場所もあり、全面結氷への期待が高まっています。
御神渡りの観察は通常、1月の小寒から始まり、2月の節分までの約1か月間続きますが、その発生は年によって異なります。
過去のデータに基づくと、御神渡りが最も見られる可能性が高いのは1月の末頃となっています。
諏訪湖の最新の状況は、諏訪市と下諏訪町の間に設置されたライブカメラで1月下旬から1か月間チェックすることができます。
御神渡りは地元住民にとって大切な冬のイベントであり、観光客にとっても魅力的な見どころの一つです。
観光を計画されている方は、訪問前に最新の情報を確認することが大切です。気候の変動により、氷の状態や御神渡りの発生条件は年々変わります。