椋鳩十は明治38年に長野県下伊那郡喬木村阿島に生まれ、25年の歳月を喬木村の阿島で過ごしました。
今年の1月22日で没後120周年になります。
長野県下伊那郡喬木村にある椋鳩十の記念館には、児童文学・動物文学等に関する幅広い研究物、資料が展示されています。
喬木村民ギャラリーも有り、一般の方にも開放され、多目的に利用されています。
ふるさと信州の喬木村の自然をこよなく愛し、郷土文化や文壇に大きく貢献し、児童文学者 椋鳩十の業績を称えて椋鳩十記念館を、平成4年8月に開館しました。
同記念館には、椋鳩十の児童文学、動物文学等に関する幅広い研究物、資料が展示さ れています。
「大造じいさんとガン」(昭和16年作)は、現在でも小学校5年生の国語教科書に掲載されている作品です。
これらを含め椋鳩十の動物文学は、動物の生態を生息する自然の中で極めて正確に描き、動物と人間とが自然の中で共存する大切さを訴えています。
併設の『喬木村立椋鳩十記念図書館』には、児童図書を中心とした約6万冊の蔵書があります。また椋ゆかりの地を訪ねることのできる『ふれ愛散策路』も整備されています。
信州の喬木村を訪れてみませんか。
中央自動車道飯田インターから天竜川の阿島橋を渡り、すぐです。
長野県人会会員の中にも喬木村出身の方がお見えになります。お元気ですか。
1905年(明治38年)1月22日、長野県下伊那郡喬木村阿島に生まれる。
1930年(昭和5年)法政大学文学部国文科卒業。
同年、鹿児島県加治木高等女学校教師となる。(17年間勤務)
1947年(昭和22年)鹿児島県立図書館長に就任。(19年間勤務)
1951年(昭和26年)著書「片耳の大シカ」出版。(文部大臣奨励賞を受ける)
1961年(昭和36年)著書「大空に生きる」で小川未明文学奨励賞受賞。
1967年(昭和42年)鹿児島女子短期大学教授に就任。(11年間勤務)
1971年(昭和46年)著書「マヤの一生」「モモちゃんとあかね」で第1回赤い鳥文学賞受賞。
1987年(昭和62年)12月27日他界。82歳。