こちらは信州の「黒あわび茸」というきのこです。
長野県北部に位置する中野市は、キノコ生産量全国一、きのこ栽培が盛んです。
黒あわび茸はヒラタケの仲間で、高温多湿の亜熱帯地域で採れます。
「黒あわび茸は立派な『かさ』が特徴です。肉厚でしっかりしているので、食感がいいのははもちろん、包装の最中に壊れにくいのもいいです。」
中野市以外では沖縄県、和歌山県、滋賀県で栽培されていますが、全国的に栽培量は少ない珍しいきのこです。
表面が黒から赤褐色で、あわびを思わせるコリコリとした食感から、黒あわび茸と呼ばれるようになりました。
きのこ独特のクセがないので、きのこが苦手な方でもおいしく食べられるという声を聞きます。
残念ですが、黒あわび茸は現状では飲食店での取り扱いが主で、スーパーにはあまり並びません。
©️ 長野県農業協同組合